昨今、クラシックコンサートは、連日あちこちのホールで開かれております。 ただしその多くは、シーンと静まり返った空間を 掻き乱す事がないように、 気を使って楽しむのが前提で 演奏会へと出掛けます。

ですから、何かしらの理由で その妨げになる状態である場合、 どんなに行ってみたいと思った演奏会があっても、 諦めざるを得ないのが現実ではないでしょうか。

１０年前、当時２年生だった男の子が、片道１時間をかけ、週に２回、晴れの日も雨の日も、 自閉症のお兄ちゃんとともに、お母様に連れられてレッスンに通っていました。

小学２年生の弾くたどたどしいバッハを、そのお兄ちゃんは 毎回、まるで初めて聴くかのように心から楽しみながら聴いていました。

なんて素晴らしい聴衆でしょう！ いつの日か こんな方々の向けて 本格的なクラシック音楽を提供できたら・・・

それが warmth の原点です。

Warmthは、ハンディキャップの有無に関わらず、本物のクラシックコンサートをお楽しみいただけるチャリティコンサートです。２０１３年１月の初回公演より大きな反響をいただき、２０１５年で３回目の公演を迎えます。